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| 写真1.タヌキのヒゼンダニ (麻布大学獣医学部実験動物学研究室 教授 二宮 博義氏 所蔵) |
写真2.ハリネズミのヒゼンダニ (きさらづ皮膚科 院長・千葉大学真菌医学研究 センター 非常勤講師 高橋 容子氏 所蔵) |
2.人への感染源となりうる動物
犬、猫、ウサギ、馬、牛、タヌキ、ハリネズミなど
3.症状
激しいかゆみが特徴です。ネコを好むヒゼンダニがネコに寄生した場合や人のそれが人に寄生したときのように本来の宿主に寄生した時は、そこで卵を産んで増えます。そのときに皮膚にトンネルを掘るため、水泡ができます。
免疫力が弱っていると全身でダニの増殖が旺盛となり、皮膚が固く固まり、フケ状になってガサガサしてはがれてきます(写真3、4)。
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| 写真3.猫の疥癬症 (日本大学生物資源科学部獣医学科臨床 病理学研究室 専任講師 加納 塁氏 所蔵) |
写真4.ヒゼンダニに感染した狸 (麻布大学獣医学部実験動物学研究室 教授 二宮 博義氏 所蔵) |
一方、他の動物のヒゼンダニが本来寄生しない動物に寄生した場合には赤く小さな発疹がでます。動物のヒゼンダニが人に寄生した場合も同様です。このように本来寄生しない種類の動物に寄生しても卵を生んで増えることは出来ません。しかし、掻いてしまって細菌の感染を起こしてしまうと激しい症状になる場合も有ります(写真5)。
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| 写真5.猫のヒゼンダニが感染した人症例 (きさらづ皮膚科 院長・千葉大学真菌医学研究 センター 非常勤講師 高橋 容子氏 所蔵) |
4.感染経路
病気の動物や人と接触することにより感染します。非常に感染力が強く、動物も人も感染が見つかった集団では、そこでの蔓延が深刻な問題となります。
※ 猫による人への感染はよく知られています。
※ 野生のタヌキとの環境の共有により、ペットへの感染が問題となっています。
5.治療
抗疥癬薬が有効ですので、動物の場合は獣医師、人の場合は医師に相談し必ず治療を受けてください。感染個体の生活環境の清浄も重要です。
6.予防
動物から、人が感染することはよく知られています。今のところ、人の疥癬が動物に感染したとの報告はされていませんが、その危険性は否定できません。
感染動物(個体)との接触を避けることが第一の予防となります。
ヒゼンダニは衣服や被毛に付着して他の集団へ持ち込まれやすいことが知られています。感染個体に触れなければならない場合、予防着を着用しましょう。また、感染した動物がいた場所は殺虫剤の使用が有効です。なお、感染個体との接触後は衣服を全て交換し、煮沸消毒や
50℃で 10 分加熱をすることにより更なる感染拡大の防止策になります。詳しくはかかりつけの動物病院に相談してください。
◆狂犬病◆高病原性鳥インフルエンザ
◆ウエストナイル熱(脳炎)◆重症急性呼吸器症候群(SARS)
◆パスツレラ症◆猫ひっかき病◆ブルセラ病
◆レプトスピラ症 ◆真菌感染症
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◆エキノコックス症 ◆回虫症
◆ツツガムシ病◆オウム病◆Q熱◆疥癬(かいせん)
◆キャンピロバクター症 ◆クリプトスポリジウム症
◆野兎病 ◆サルモネラ症
◆土壌病(炭疽、破傷風)
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