
ネコノミ
サエキベテリナリィ・サイエンス
佐伯 英治 先生提供 |

バルトネラ症の1例
http://www.bayer-pet.jp/pet/zoonosis/kansensho/catscratch.html
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3.症状
1) 数日から 2 週間の潜伏期間の後、受傷した部分の丘疹、膿疱、発熱、疼痛等、数週間から数ヶ月続くリンパ節の腫脹がみられます。稀に、脳症を併することもあり(0.25%)、リンパ節腫脹の1〜3週間後に突然のけいれん発作、意識障害として発症します。
その後、突然の視力障害を発することから眼科医により本症が発見されることもあります。
2) ペットの場合
一般に、犬、猫が感染してもはっきりした症状は現れません。
4.感染経路
犬、猫による咬傷、引っ掻き傷からの感染や感染ノミによる咬刺からの感染があげられます。
5.治療
軽度のリンパ節腫大では自然治癒を待ちますが、痛みがひどい場合は医師に相談してください。
6.予防
猫、犬の爪は常に切っておくようにしてください。
動物を過度に興奮させて引っ掻かれたり、咬まれたりしないようしましょう。
ノミの発生防止につとめましょう。
動物に咬まれたり、ノミに刺された場合は消毒を完全に行い、腫れ、痛みなどの感染の可能性があれば、医師に相談してください。
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