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  ●サルモネラ症

  サルモネラ症は、サルモネラ属菌の感染により腸炎などを起こす病気です。
  肉や卵の食中毒の原因菌として知られていますが、それ以外にも、
  ペットのハ虫類(ミドリガメ、イグアナ等)が原因となって、小児や高齢者が
  重篤な感染症にかかる例が報告されています。
  特に輸入したての小さなカメは無症状で保菌していることも多く、注意が必要です。

 1.病原体
   サルモネラ属の菌には2500種類以上の血清型が存在し、河川、下水、土壌などの自然環境に
  広く分布しています。牛、豚、鶏などの家畜で10~30%、イヌやネコで3~10%、
  カメでは50~90%が感染しているという報告があります。
  乾燥や低温に強く、土壌中で数年間生存し、冷凍しても完全には不活化しません。
  このように自然界のあらゆるところに生息し、その一部が人に病原性を示します。

 2.感染経路
   汚染された食品や手指等から、菌を経口摂取することにより感染します。

 3.症状
   ヒトが感染すると、通常8~48時間で腹痛、下痢、発熱が起こり、
  重症になると粘血便を排泄します。免疫力の落ちている人が感染すると重症化し、
  死亡することもあります。
  菌が増殖しやすい7~9月に発生が多いといわれています。
  動物では無症状のことが多く、体力が低下した時などに下痢を起こすことがあります。

 4.治療
   補液等の対症療法や、必要に応じて抗菌薬の投与が行われます。

 5.予防
   動物に触ったり、飼育ケージの掃除等をした後は、よく手を洗いましょう。
  小さいお子さんは抵抗力が弱く、手を口に入れたりすることも多いので、
  ペットとしてハ虫類を飼う場合は、飼育知識のある大人による十分な管理が必要です。
  水棲カメは頻繁な水換えが必要で アメリカではサルモネラ症感染防止の見地から、
  甲長4インチ未満の小型カメの商用販売が禁止されています。

 
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